メダカを飼っている鉢の大きさ：直径５０ｃｍ・高さ３０ｃｍ程のものにコケを
覆いたいのですが生ハイゴケとコケシートどちらが良いのでしょうか？
またコケの張り付け方はどうするのでしょうか？
それと、今忙しくて購入後すぐ植え付けることが出来るかどうか判らないの
ですが購入後の保管はどのようにすればよいのですか？

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張り付ける物の形状と置く場所で張り付け方は違います。
いずれの場合も定着させるには一定の湿度を与え続けてコケが張り付く
まで静かに状態を保つと言うことです。

先ず生ハイゴケを使用した場合
このコケは山取のコケで定着させるには張り付ける物（鉢やつくばいなど）
の素材により工夫が必要です。
表面が硬質のツルっとした素材には定着しにくいでしょう。
生ゴケが定着に向く素材は灯籠やつくばい、庭石など表面がざらざらした、
一定の保水性のあるものに適しています。
まず生ゴケを細かく粉砕してケト土や黒土などでこねて練り付けます。
湿度を保つことでようにします。芽は１，２ヶ月から生育し始めます。
完全に定着するには１，２年ほどでかかるでしょう。
どのコケでも同じですが置く場所の環境により生育速度などは大きく違っ
てきます。
置く場所は直接雨の当たらない所がよいでしょう。
定着する前に強い雨にさらされると流されてしまうことがあります。
直径８０ｃｍの鉢でしたら、このやり方でなら生ゴケは１、２袋で十分です。
なすりつけたコケの上からさらにコケを張り付けて行く場合は、目の粗い
網や紐で押さえると良いでしょう。
この場合にはさらにｊコケは必要となりますが。

素材の表面が硬質な場合
できればコケペロットをお勧めします。
生産者に確認したところ貼り付ける糊は建築資材のシリコンシーリング
かケト土がよいそうです。
シリコンシーリングを出来るだけ薄く素材に塗りつけます。
そしてペロットのコケの方をシリコンシーリングに張り付けます。
つまり白い紙の方を上にします。
この紙はやがて溶けるようです。
あまり乾燥させないように水を噴霧器などで毎日与えます。

保存性について
コケは乾燥して涼しいところに置いておけば問題はありません。
コケペロットで３，４ヶ月。生ゴケも冷蔵庫なら最低２ヶ月は大丈夫です。
ただし完全に乾燥していることが条件です。

ほかのアドバイス
張り付けるとき、全面にコケを張り付けなくても良いと思います。
どのようなやり方でも（コケペロットでも）垂直面への定着には時間が
掛かります。
張り付けやすい場所にまず定着をさせて、
苔の生育によって徐々に素材を覆っていくやり方もあります。

素材を置いておく場所が必ずしもハイゴケの環境にあっているとは
限りません。
ハイゴケでなくても良いというのでしたら、コケを粉砕し土に練り
混むとき、２，３種類のコケを混ぜます。
（コケシートでも違う種類を混ぜる）
置く場所の環境にあったコケがいちじるしく生育し、やがて素材を
覆うようになるでしょう。