商品のまきゴケのたね 外寸140mm×200mmとなっていますが 量はどれくらいでしょうか? 10u分必要なのですが、何袋必要でしょうか? また種苗とまきゴケのたねとの違いは? 納期はどれぐらいかかりますか? 7月6日 ファックスでのお問い合せ ------------------------------------------------------------------- お問い合せのまきゴケについて お問い合せありがとうございます。 さて今回お問い合せのまきゴケのたねについてですが この商品は封筒郵送もできる小さな商品で 植木鉢やプランターでの植え付け用の小さな商品で、 平米単位での庭植えようではありません。 ホームページの商品詳細でもご案内の通り 苔は種子植物ではないため たねを蒔くのではなく苔そのものを蒔いて 無性生殖で殖やします。 このため庭園材やパック商品と同じ生苔を利用しています。 Aで密生して育った苔を、そのまま崩さずに剥がしてBに植え替えるのが「はりゴケ」です。 Aで育った苔をほぐして、Bに薄く撒いて、これを発芽させて密生するまで育てるのが「まきゴケ」で これに使うのをたね苔といいます。 はりゴケとまきゴケの植え付け方に大きな違いはなく u当たりのたね苔の量の違いになります。 はりゴケでは1u当たり1uの苔をはり付けるのが基本的な考え方で 他のサイトでもこのように販売していますが 実際には密度のあるたね苔をそのまま移し替えるのではなく 1uに0.8uぐらいの庭園材スナゴケを用意して 表土に並べ、苔目土を中に入るようにたたきながら少し広げて使います。 少し広げることで新芽が育つスペースをつくり 苔目土を入れることで乾燥や日照の影響を少なくして 新芽を育てるようにします。 まきゴケは庭園材の生苔を手でほぐして表土にまき、苔目土を被せて育てます。 ハイゴケやシノブゴケのようなほふく性の苔はほぐすのではなく、 マットをより薄く広げるように使います。 1uに対して0.6u〜0.3uぐらいのたね苔が適当で、 生育はたね苔が多いほど早くなりますが、 苔が重なりすぎてもあまり効率よくは殖えてくれません。 生育環境の厳しい場所ではたね苔を多めに使用し、 生育環境の良い場所では薄目に撒いても苔は良く育つでしょう。 挿し芽箱などのパレットにまきゴケで殖やし、 ある程度密生してから植え替えると より管理は容易になります。 たね苔の量や環境により生育に大きく差が出ますが およそ1年ぐらい目安がめやすになります。 10uに庭園材生苔(1箱が8段で0.9u)をたね苔として使う場合、 はりゴケで8〜9箱 まきゴケで4〜6箱ぐらいが適量です。 スナゴケのまきゴケについては http://mossplan.co.jp/mossplant/tokkou/makigoke/sub1.htm をご覧下さい。 庭園材の納期については 事務所の在庫状況により即日出荷ができる場合もありますが 10箱程度以内であれば通常はご注文から発送までに5日〜7日程度になります。