2015.3.25問い合わせ　

＜質問１＞　根元からカットしてもみほぐしてタネゴケにして、日当たりのよい場所へ撒こうと思っているのですが、「根元から」でいいのでしょうか？

徒長した苔の刈り込みはその目的により、刈り込みの長さも調整します。
徒長したスギゴケが倒れるなどして、
表土からの新芽の生育を著しく阻害している。
この場合、全く新芽が見られないようであれば
すでに新たな生育は期待できないので
根元から長く刈り込んでも良いでしょう。
新芽が出ず、現状を維持したいのであれば刈り込まず、
新たに種を用意した方が良いと思います。
地表からの新芽があるのであれば、
適度に残すことで直射光を適度に遮り、
乾燥もある程度防いでくれるので、
部分的な刈り込みや間引きをするように残すのは、
新芽への生育に有効かと思います。
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　＜質問２＞　たとえば長さが５ｃｍのスギゴケの緑色の部分は１ｃｍで、残りの４ｃｍは茶色の部分ですが、「茶色の部分」もタネゴケになるのでしょうか？

旺盛に新芽を伸ばす部分は緑の葉なので
緑の部分は大事にたね苔として使いたいところです。
ただ、褐色化した部分を一緒に粉砕しても問題は無く、
余り短く、あるいは細かく粉砕すると
降雨や散水で水に流されやすく
細かすぎると乾燥にも弱く、
発芽後の管理が難しくなります。
プランターなどで丁寧な管理ができるのであれば
緑の部分だけを細かくして撒くこともお勧めできますが、
露地で直接撒くのであればある程度長いものを撒く方が良いでしょう。
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　＜質問３＞　土から抜けてしまっているスギゴケでもタネゴケになるのでしょうか？ 
　　　　　　　　　カットしてすぐにもみほぐしてすぐに撒くのが理想でしょうが、限られた時間ですので、

土から抜けても問題はありません。
「洗って乾燥させるとよい」という園芸書もありますが、
その違いは無いと思います。
たね苔としては鮮度の良いものが良いでしょう。
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＜質問４＞　カットした状態で保管するとしたら、どういう保管の仕方で、どれくらいの期間保管できるのでしょうか？
＜質問５＞　タネゴケの状態で保管するとしたら、どういう保管の仕方で、どれくらいの期間保管できるのでしょうか？

まず半日陰の風通しの良いところで充分に乾燥をさせます。
短期間であれば、これを風通しの良い日陰にある程度広げる、或いは厚くならないように置きます。
これより長く保存するのであれば、
同じく充分に乾燥させたものを冷蔵庫で保管します。
保存期間は保管の状況により異なります。
冬であれば常温でも一ヶ月以上は問題ありませんが、
湿度が高くなると、数日で変色を起こす事もあります。
冷蔵庫も同じで通常一ヶ月以上は問題は無いと思いますが、
ドアの開閉が多ければ短期間で葉が変色する場合もあります。
冷蔵庫の中で、少しでも変色が見られるようであれば、すぐに撒くようにします。
生育の上でたね苔として長く保管するメリットはないので、
刈り取ったら早めに撒くというのが良いかと思います。
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モスプランさんの「モス・プラン特講　苔園芸」をだいたい読ませていただきました。
スギゴケは大型のコケの、スナゴケは砂地を好むコケの、とも思いましたが、
他のコケもいろいろと生えているので、すべて「標準的な苔用土・目土の作り方」の用土、
目土にして、５種類の土を購入しました。
その前に土を耕しますが、
　＜質問６＞　川砂とバーミキュライトをすき込むつもりですが、
その比率はどうでしょうか？コケは、スギゴケ、スナギケ、タチゴケです。

庭土の土質次第だと思います。
全く土壌改良の必要がない場合もあるかも知れませんが、
まず土壌改良は必要です。
たくさん水やりしても、夕立が降っても、
水が溜まらない程度の排水性を持たせるのに
川砂や軽石細粒は効果的です。
川砂だけでは土が重くなるので
バーミキュライトなどを混ぜます。
スギゴケやコスギゴケのような大型のコケは
土の通気性と軽さがポイントになります。
タチゴケは丈夫なの少量の川砂を混ぜるだけでも効果的です。
スナゴケは炎天下に強いものの、蒸れには弱いので
雨が降って、水が溜まり、温度が上がるというのがダメにする主な原因です。
川砂を多めに混ぜて水はけを良くします。
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最後に、日当たりのよい場所へはスギゴケ、スナゴケ、日当たりの悪い場所へはタチゴケ、と思っているのですが、スナゴケもタチゴケも結構庭に生えていますが、今の状態を維持すればいいので、新たな場所へのまきゴケ、はりゴケとして、スナゴケ、タチゴケ、をモスプランさんから購入したいのですが、
　＜質問７＞　モスプランさんの、スナゴケとタチゴケの、商品の種類と在庫の状況を教えて下さい。以上の質問、よろしくお願いします。

スナゴケは年間を通して出荷できるようにある程度の在庫を置くようにしています。
タチゴケはポット栽培での生産をしていますが、
状態の良い、出荷可能なものは年内にほぼ売り切れてしまいます。
冬を越したタチゴケがこれからどのくらい育ってくれるか、
また業者様のまとめ買いもあるので
その都度お問い合わせください。