直線上に配置
直線上に配置
シリコンシーリング材

壁面や流木などに苔を定着させるのに重宝な素材です。植物用接着剤は大きな園芸店でなら販売されていますが、まだ入手は難しいく、量も多くはありません。シリコンシーリング材は建築資材としてホームセンター¥300程度以下で売られています。入手しやすく量も多く、屋外の広い面積に使うのにはお勧めです。画像はセキスイシリコーンS(無酢酸1成分形シーリング材)で防かび材の入っていない商品です。カートリッジ用ガン(¥200程度)を用いて押し出します。

岩や流木に苔を定着させたい
流木や岩には乾燥に強く、土を必要としないハイゴケやシノブゴケ、アオギヌゴケなどが適しています。マット状で入手できれば、そのまま流木などの素材を覆い、シーリング材や糸などで固定します。マット状の苔には保水力があるため、テラリウムのように安定した湿度があれば良くそだちます。
糸やシーリング材での固定する方法とは別に、生育によって岩に定着するための貼り付け方があります。ここではシーリング材を使います。
多孔質の軽石や溶岩、抗火石は保水力があります。ここに苔を貼り付けます。やはりハイゴケやアオギヌゴケがよいでしょう。 石があまりに土で汚れていれば、タワシなどを使って土を落としておきます。少々濡れていてもシーリング材の使用に問題はありません。
シーリング材は石全面に塗るのではなく、ほぐしたハイゴケの青い部分にシーリング材を塗って、一つずつ丁寧に貼り付けていきます。苔は青い部分の先端が生育しますから、この部分を石に直接貼り付けます。
 これを風のない日陰に置いて育てます。表面をある程度覆うまでは乾草に注意します。保湿容器に入れたり不織紙、ベタ掛け材などをかぶせても効果がありますが、蒸れには注意して下さい。
コケペロットの張り付け方
コケペロットも糸などで素材に固定できれ問題はないのですが、凹凸のある素材や屋外に放置するような作品にはシーリング剤の方がお勧めです。
コケペロットではコケの面を接着剤で素材に貼り付けます。白い紙の面が上になります。やがて紙は溶けてなくなり、コケが素材に定着します。