直線上に配置
直線上に配置
乾燥と水圧から新芽を守ります

苔の新芽は乾燥に弱く、安定した湿度を維持しなくてはなりません。しかし乾燥した室内では、表土もすぐに乾きますし、定期的な水やりができないこともあります。
 そこで便利なのがキッチンペーパーです。苔をまいたプランター表土をキッチンペーパーで覆います。ペーパーは表土の湿度を保つだけでなく、水やりの時の水圧で苔が流されるのを防ぎます。新芽の乾燥と移動を防ぐのに最も簡単な道具です。

まきゴケでの使用例
プランターの鉢底に大粒の赤玉土を入れ、川砂を混ぜた用土で真ん中が盛げました。

苔があまり重ならない程度に均等にまきます。ハイゴケやスナゴケ、杉苔など大型の苔は手まきでまきます。

プランターの大きさにペーパーを切ります。

最初はたっぷりと水をやります。
水圧を防げるのでジョウロを使用しても良いのですが、薄いペーパーですからすぐに破けてしまうかもしれません。できれば霧吹きやコップ水で丁寧に与えた方がペーパーも破けません。ペーパーが大きく崩れてきたら交換してください。

植え付け4ヶ月目
順調に生育しました。

6ヶ月ごろの杉苔です。ペーパーは崩れたまま残しておいても問題はありません。このくらい生育すれば水圧の影響はありません。密生した苔にペーパーは蒸れやすくなります。

ヤノネゴケをペーパーで覆ったもの
薄いペーパーなので、
一週間程度でだいぶ崩れてきました。


キッチンペーパー
薄いキッチンペーパーです。
薄いため破れて崩れやすいのですが、発芽を阻害しないのでお勧めです。
厚手のペーパーです。
破れにくく長持ちしますが、表土に密着し続けると日光を遮り、せっかくの発芽した苔の生育を極端に阻害します。
まきゴケの初期に使用し、発芽が見られたら薄手のペーパーに変えます。