■品種 ゼニゴケ目ゼニゴケ・ジャゴケ・ヒメジャゴケ等 

■説明・自生地・環境等 人家の庭や畑などに普通に見られ、半日影地や湿った土壌に群生します。
ゼニゴケのほかにもジャゴケやのアズマゼニゴケなど多くのタイ類が、庭先など人目の付くところにはびこり、ほかのコケや草の生育を阻害するため、園芸では嫌われています。
■退治法について 完全な退治はなかなか難しいのですが、場所を選んで安全な方法で試してみてください。

・除草剤の散布・塗布
植木が植えられていない露地の広く群生しているところには、噴霧器で除草剤を散布します。天気の良い暖かい日中におこなうと効果があります。
また鉢植えや小さな草のあいだのものは、少し濃いめのものを筆で塗りつけます。

・石灰窒素
 除草剤とおなじように植物にも薬害が出るので、降雨で流れても問題のない場所で使用します。ビニール手袋をはめて薄く満遍なく振り掛けます。二日ほどで枯れ始めます。

・熱湯をかける
 花壇のへりや建物のふちに沿って密生しているところには熱湯を掛けます。表面に掛けるだけでも枯れますし、土にしみ込むほどたっぷり掛ければ、効果は長続きします。広い面積には向きませんが手軽な方法です。植木鉢の用土の消毒にも使えます。

・日光消毒
 黒いビニール袋にプランターや植木鉢などの用土を入れ、密閉して炎天下に放置しておきます

・マットを剥がす
 生育期に手ではぎ取るのはなかなか難しいのですが、マット状のものが冬の乾燥と霜柱で浮き上がると、おもしろいように剥がすことができます。十分乾燥していれものは、おき火があればくすぶるように燃え、きれいに灰になります。

・表土を起こす
 畑や耕作の可能なところでは表土を起こして土を柔らかくしておくと生育しにくくなります。


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