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生態分類 | イネ科 竹笹類 常緑性 | |||||
別名 | ツユザサ コチク コグマ | |||||
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■利用形態 | 平面 法面 | |||||
■カバーの様式 | 地下茎による株の増殖 | |||||
■植付数量 | 64POT〜25POT/u | |||||
■被覆速度 | 早い | |||||
■繁殖方法 | 株分け | |||||
■鑑賞 | 姿 葉 | |||||
■植栽可能地域 | 日本全土 | |||||
■生育条件 | ||||||
■耐性 | ||||||
積雪 | 強い | |||||
乾寒風 | 強い | |||||
暑さ | 強い | |||||
潮風 | 強い | |||||
■鑑賞姿高 | 20〜40cm | |||||
■形態的特徴 | ||||||
■その他 | ||||||
参考書籍等 | 日本植木協会 グランドカバープランツ ワールドグリーン出版 室井綽 NHK趣味の園芸 タケ・ササ 日本放送出版協会 |
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コグマザサは植物分類学上の名称ではなく冬に隈どるクマザサの矮品で10種類ばかりの総称。通常に流通している物は2〜3品種あり、葉のふちが見事にふちどるものもある。 ・コグマザサの露地植え・・・3月の作業 3月は移植の適期です。優れた特性からグランドカバープランツの中でも大量に使われる。植え付け後の繁茂は地下茎の伸びに左右され、植え付けてから3〜6ヶ月で一人前に成長するため充分な土壌改良を行い、よい培養土を与えるようにします。庭への植え付けではクマザサと同じように目的地以外への地下茎の伸びが問題になる場合は、植え付け前に防止工事をおこなう。 ・コグマザサの鉢あげ・・・2月の作業 培養土は保水力と排水性がよいこと。葉からの水分の蒸散作用が活発なので、保水力のある腐葉土は有効です。腐葉土2、川砂3,畑土(庭土、黒土)5が基本の配合で、鉢の底にはかならず礫を入れます。肥料は遅効性、緩行性のものを使います。鉢底に粗めの鹿沼土を敷き、その上に培養土を1cm程度入れます。地上部の茎葉を切り取って、適当な長さの根を3〜4cmあけて並べます。この地下茎の上に培養土を丁寧に2〜3cm被せます。充分に灌水をして半日陰地におきます。その後10日間は日に2回、筍が出始めたら陽の当たるところにおいて日に1回の水やりをします。5月になると葉も茂ってきますので成竹と同じ扱いになります。 ・コグマザサの苔玉作り 一般的な苔玉作りと同じですが、元玉はあまり締め付けすぎないよう緩く巻くようにします。はじめにコグマザサをポットから取り出して余分な根土は落とします。 軽く湿らせた樹皮培養土またはミズゴケにマグアンプKなどの緩行性肥料を10粒程度混ぜ、これを新聞紙の上で手を広げたぐらいの大きさに広げてておきます。ここにバーミキュライトと土を半々に混ぜたものをのせて、形を整えたコグマザサの根をおきます。樹皮培養土ごと根を包み込みます。難しいようならば新聞紙ごと持ち上げて新聞紙で包んでしっかりと形を整えるようにします。 この 元玉を糸で巻き上げていきます。置いた元玉に横方向に数回、糸を巻き付けます。樹皮培養土が崩れないように手にとって、今度は斜め縦方向に糸を巻き上げていきます。元玉の底部はとくに丁寧にむらなく巻きあげますが、保水力と排水性も持たせるため、あまり締め付けないよう軽く巻き上げます。軽く巻いているため、土が流出しないように糸は長めに巻き付けるようにします。全体の形を整えながら糸を巻きあげるのがコツです。元玉の底を平ら整えます。 元玉の上から生苔を黒糸で巻き上げて完成です。苔玉を水に浸して水をたっぷりと含ませます。苔玉は重さで土の乾き具合が分かります。笹の根は乾燥に弱いのでlこけだまが軽くならないよう注意してください。 管理 高さを整えるには刈り込みか芯抜きをおこないます。3月から4月は筍が伸びてきます。曲がったり虫が食ったところ、密生しているところはまず剪定をしておきます。放任により40cmの高さのものは、2〜3年に一回、3月の下旬頃におこないます。夏の刈り込みは枯らす原因になります。 7月、8月は乾燥しやすい時期で、乾燥で葉が巻いて枯れるようだと冬に美しい隈取りがあらわれません。鉢植えは日に2回、午前中と5時以降にさっと灌水をします。 |
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コグマザサ画像集 | 9cmポット商品画像が11枚あります。 | |||||
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