コウヤノマンネングサ・フジノマンネン・ヒノキゴケの移植
スギゴケ同様いずれも大型のコケで、はりゴケやまきゴケよりは移植法に適しています。スギゴケよりは日陰から半日陰を好み、比較的湿潤な場所、腐葉土質の柔らかい土によく自生しています。山取で採取したヒノキゴケの多くは、生育環境が変わったことで茶色く変色することが良くあります。変色した葉が回復するのは難しいかもしれませんが、しかし移植して30日ぐらいすると新しい芽がポツポツ見られ始めます。
・育苗箱に培養土を入れ表土をならしておきます。標準の培養土に充分に粉砕した腐葉土を混ぜると良いでしょう。これらのコケは土の中から新芽を旺盛に伸ばすため、培養土も通気性の良い土作りをしてください。
・ヒノキゴケは10〜20本ぐらいをひとかたまりにします。コウヤノマンネンやフジノマンネンは葉と茎、それに地下茎を付けて差し込みます。
・標準の目土で目土入れをします。大型のコケなので目土の量は多めになります。
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コウヤノマンネングサ
ヒノキゴケ・植え付け20日目ぐらいで変色してくる。
変色した苔から新しい芽(植え付け30日頃) |