■ヒノキゴケ
5〜10cmの大型の苔で、林の中の湿った腐植土上や湿度の高い斜面に、柔らかい印象のこんもりとした塊をつくります。コケ庭、テラリウム、盆景などに利用。スギゴケと比べて柔らかい印象で、生産者も少ないこと、栽培が難しいという印象から、スギゴケより優秀な評価があります。
用土に川砂、バーミキュライトを多めに混ぜて軽く水はけのよい土を作ります。小さな塊を少し深く挿し込む移植法でよく殖えます。湿潤を好むので灌水は多めに。環境の変化に弱く葉先から茶色く変色することがありますが、水やりを続ければ新芽が旺盛に伸びてきます。表土の被覆速度は遅く、増やすコツは水はけの良い土作りです。生育環境で茎の長さ、密度に大きく差が出ます。
■庭園材・ヒノキゴケポットL
LポットのサイズはLLポットの半分の大きさ。圃場生産商品です。園芸トレーに8ポット並べられます。トレー6枚でおよそ1uなので、1u当たり48ポットが最大植付数量になります。しかしコケ植物は生育密度が高くなると生育が悪くなり、また蒸れをおこしたり、かえって生育を阻害することがあります。手間は掛かりますが、1u当たり36ポットくらいにして、苔と苔の間をあけ、ここに良質の土を入れてやります。或いは全体を良く耕し充分に土壌改良をしたところに、移植法で植えます。ポイントは軽く通気性、保水力のある土作りです。
・ ポット商品は培養土で育てた苔で、そのまま植え替えられるので、難しい土作りの必要がありません。
・ ヒノキゴケは土への根張り(仮根)が弱く、引っ張れば簡単に取れてしまいます。根から水分や栄養を吸収する植物ではないので、ポットから取れても問題はありません。そのまま元に戻して軽く鎮圧すれば大丈夫。
・ 苔植物は土でなくても栽培できる植物ですが、保水力のある樹皮培養土を使うことで、土に蓄えらた水分がゆっくりと安定して放出〈蒸発)され、苔の急激な乾燥を防ぎます。特にヒノキゴケは湿潤な用土を好むので、樹皮培養土は適しています。
@ 植え付けが簡単
培養土付きのポット商品なので、よく耕して均したところに並べていくだけの作業。池の縁や岩の足元への移植も簡単。最後に薄く目土を入れてたっぷりと散水して下さい。
A 植え付ける場所を選ばない
培養土は水耕栽培用の用土なので、充分な保水力があり、しかも土が流れ出すこともありません。マンホールやコンクリートの上にも、並べ置くだけ。取り除くのも容易で、平らなシャベルで苔と土を崩さないようにすくい取れるのが樹皮培養土の長所。そのまま元に戻せます。
Bポットのまま栽培管理できる
すぐに植え付けられないとき、半日陰の風通しの良いところにポットを並べておけます。密閉容器でないため蒸れる心配も無く、店舗販売でも管理は簡単。保水力のある培養土なので、頻繁な水やりの必要もありません。
■ポット商品とパック〈密閉容器)商品について
パック〈密閉容器)入りの苔は扱いやすく、苔玉などですぐに使うときに適しています。コケ植物は少々乾燥が続いても枯れることのない植物ですから、パックに入れることで扱いやすくなり、冷蔵庫に入れて保管もできます。しかし密閉したままでは長くは置けませんし、暑い時期は短時間でも蒸れる心配もあり、すぐに使い切る必要があります。 ポット商品は鉢植えと同じですから、まず冷蔵庫で保管する必要はありません。圃場からポットのままお届けするので、商品到着したらすぐに箱から出してください。あとは風通しの良い日陰において水やりをするだけ。育てながら管理でき、いつでも苔玉作りや造園作業ができま
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