■品種 スギゴケ科ニワスギゴケ属
コスギゴケ・ヒメスギゴケ・チャボスギゴケ 

■説明・自生地・環境等 コスギゴケはウマスギゴケ、オオスギゴケとともによく利用され、この三種を単にスギゴケと呼ぶこともあります。
最近はコスギゴケとスギゴケは使い分けられているようです。
日当たりの良い土手や日陰地の地上などに大きな群生を作ります。また新しく露出した表土に最初に現れるコケです。
■成長形態 茎は2〜3cmの高さで、枝分かれはなく下の方に仮根を多数つけます。葉は細く、長さは5〜8mm程度で、乾くと縮れてさまざまに曲がります。
■植付け 庭園に植えられることが多く、鉢植え、テラリウムなどいろいろな栽培が楽しめます。
取るときは土を少し付けたまま、塊を壊さないように採取します。
移植は土を付け塊のまま、少し深めに土の中に挿し込みます。
蒔きゴケでも増やしやすいコケで、土を付けたままほぐし、あまり塊にならないように均等に蒔きます。薄く目土をします。
■管理 管理はスギゴケと同様です。
ただしコケ丈が伸び続けると言うことはないので、スギゴケのような徒長抑制の必用はありません。
日中の水やりは同様に控えるようにします。
霜柱などでいであがって表土と剥離したコケは、暖かくなってから十分に表土と密着させます。

  庭園材に使われるスギゴケの仲間で
  左がスギゴケ(ウマスギゴケ)、
  中がコスギゴケ
  右がタチゴケです。

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