基本的なまきゴケ

                   ・　培養土は黒土と川砂を基本にしていますが、水はけが良く、またある程度の保水力も必用です。赤玉土、鹿沼土などを鉢の底にいれます。黒土、川砂に樹皮培養土、ピートモス、赤玉土細粒などを適量混ぜる軽く保水性のある用土を作ります。

                 ・　コケをほぐすか粉砕します。あまり細かく粉砕するよりも、ある程度大きいほうが散水時に流れにくく、乾燥に強いようで早く育ちます。苔と苔があまり重ならないよう均等にまきます。目土には黒土と川砂を混ぜます。苔が半分隠れる程度に目土を撒きます。

                 ・　キッチンペーパーを被せます。鉢やプランターの表土は乾燥しやすく、新芽は乾燥に弱いこと。また水やりや降雨での水圧で小さなたね苔が流されるのを防ぎます。芽がポツポツと出始めるまでの一時的なものです。ペーパーは薄い物を使います。厚手のキッチンペーパーは苔が窒息し発芽しません。薄いペーパーは水やりで崩れやすく見た目も悪くなりますが、パルプなので気にならなければ取り除く必要はありません。                  　芽がポツポツ伸び始めるのに１月程度。ある程度生え揃うまでとくに乾燥に注意していください。