■発行番号0010 ■発行日2011.04.10
まきゴケの時期 | ||
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準備するもの | ||
プランター鉢植えの場合 ・ プランター・植木鉢・挿し芽箱など ・ 用土(鉢底用の赤玉土、川砂、黒土、赤玉土(鹿沼土)細粒、バーミキュライト、ピートモスなど) ・ シャベル ・ たね苔(生スナゴケ、または乾燥させた生苔) 庭へのまきゴケの場合 ・ 川砂(または山砂)、ピートモス、バーミキュライト、赤玉土細粒など ・ スコップ |
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土を作る | |
スナゴケは砂混じりの水はけのよい土を好みます。庭植の場合は充分に庭土を耕してから、川砂を混ぜます。できればピートモス、バーミキュライト、赤玉土細粒、鹿沼土細粒なども少量混ぜると良い土になります。水はけの良すぎる土は、流動性があるため大雨や散水で土やたねゴケが流されてしまい、なかなか新芽を育てることができません。もともと水はけの良い土ならば、砂や赤玉土など混ぜる必要はありません。 傾斜があると雨でたねゴケや土が流されてしまうので、平坦なところでまきゴケを施します。斜面部分は「はりゴケ」にします。 プランターや植木鉢の土作り 鉢底に鉢底土(軽石、、ゴロ土や粒の大きい鹿沼土、赤玉土、底部用土)をいれます。用土(目土も)は黒土に川砂(または山砂)を混ぜて基本用土にします。あればバーミキュライト、ピートモス、赤玉土細粒などを混ぜます。表土を平らにならします。 まきゴケは植えてから新芽を伸ばし、ある程度密生するまでの管理が大事です。庭植に比べプランターや鉢植えは管理しやすくお勧めです。 |
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たね苔(生スナゴケ) | ||
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まきごけ手順 | ||
A 粉砕したスナゴケを用土に均等にまきます。粗くほぐしたたね苔は、苔と苔があまり重ならないようします。 B 目土を被せます。苔が半分隠れるぐらいに薄く均等にまき、軽く鎮圧します。 C たっぷりと水やりします。このとき粉砕した苔が流れたり動かないよう静かに、しかしたっぷりと水やりをしま 画像 上左はまきゴケの後の目土作業。ゴロ土があるためフルイを使っています。 上右はたね苔から小さな芽がポツポツと伸びてきたもの。30〜60日目ぐらい |
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管理 | ||
・ 目土・・・・・・通気性が良く軽い目土を苔に薄く被せることで、表土の乾燥を防ぎます。,また強い日照からも苔を守るります。まきゴケでの目土は必ずおこなうようにしてください。目土は苔の中に入り込み、また水で流されて苔が露出してきます。ほんの少量でもよいので、定期的に薄く目土を加えます。尚、目土は用土として作った物と同じです。 ・ キッチンペーパー・・・・・ キッチンペーパーを被せておくことで表土の乾燥を防ぎ、安定した発芽が期待できます。丈夫で崩れにくいキッチンペーパーだとかえって発芽を阻害してしまいます。薄く崩れやすいペーパーを使います。ペーパーを被せたまま水やりをします。ペーパーすぐに崩れることもありますが、パルプなので取り除く必要はありません。 厚みのある丈夫なキッチンペーパーは崩れることがないため、被せたままにしておくと日照が不足したり、蒸れも起こします。厚いペーパーを使用するときは、乾燥しやすい日中だけ被せて、夜は剥がすなどの管理が必要です。 ・ 被覆資材・・・・・ホームセンターで販売されている軽くて薄い園芸資材です。プランター全体に被せることで、乾燥した室内でも安定した空中湿度を維持できます。寒冷紗なども被覆資材になりますが、これは屋外での管理に有効です。屋外にプランターを並べ、トンネルパイプの上から被せます。降雨での雨の跳ね返りには特に有効で、屋外管理ではお勧めです。 ・ 水やり・・・・・・水やりのたびに水圧で苔が動くようでは、新芽は出てきません。霧吹きを使うなど丁寧な水やりが必要です。キッチンペーパーの上からの水やりは効果的です。 |
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