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特講 苔植物の基礎


コケ園芸について
はじめに

苔植物の特徴を箇条書きにしてみました

 ・光合成する植物であること
 ・隠花植物で種子植物のような花や種を付けない。
 ・仮根はあるが、水分や栄養を吸収する根や維管束がない。
 ・有性生殖(胞子)と無性生殖で殖える。
 ・カラカラに乾燥したり、カチカチに凍らせても枯れない
 ・世界に18000種ある植物群で、その性質は多様であること。

などがあげられます。これを簡単に園芸的に説明すると以下のような

隠花植物なので花や種は付けませんが、光合成と水分で育つ普通の植物で
古くは庭園として、近年は苔玉やテラリウムなど園芸でも広く利用されています。
苔を育てようとすると、他の植物のように種を撒いて増やすことができませんし、
根がないので、土に肥料や水やりをするだけでは元気に育てることはできません。
胞子で殖やせないか問い合わせもありますが、
胞子から殖やす(有性生殖)というのは園芸としてはあまり現実的ではありません。
しかし苔植物はその葉や茎を粉砕して土に撒くだけで新しい芽を育ち(無性生殖)、
殖やすことができます。
苔園芸ではこの殖やし方が一般的です。
コケは種類がとても多いので、日陰で育つ苔もあれば、炎天下で育つ苔もあり、
湿潤地を好む苔や、比較的乾燥を好む苔もあります。
樹木や岩上で育つ苔、湿潤地で育つ苔など、その性質も実に多様です。
コケは環境の植物とも言われています。
そのコケに適した環境をつくり、そこで育てればコケは良く育ちます。




定番のコケは里山に普通に自生し、育てやすい
 苔植物というと、大台ヶ原や屋久島のような多雨地帯の鬱蒼とした森に、苔むした林床が思い浮かび、「コケは日陰の湿潤地で育つ植物」というイメージがあります。しかしよく観察してみると、鬱蒼とした森には意外と苔は少なく、大きな群落があっても、適度に明るい木漏れ日の当たるような場所に限られています。

乾燥に強い
 「  

寒さには強い
 ついては”特講”も受ける予定です。)

画像はスギゴケに霜

高温多湿に意外と弱い
 

好日性・炎天下で育つ苔もある
 

定番のコケの多くは里山に普通にある
 

定番のコケは育てやすい
 

日陰では育たない
 お気

育つ場所を選ぶ
 コケになります。


蒸れに弱い
 苔

肥料は不要
 苔

それぞれの苔に適した植え方、殖やし方
 苔


苔の基礎データ



日照 乾燥 はり苔 移植 まき苔 庭植 苔玉 サイズ
草姿
スギゴケ 好日 強い
-
直立
スナゴケ 好日 強い
-
-
直立
タチゴケ 半日陰 強い
-
-
直立
ハイゴケ 半日陰 普通
-
ほふく
山苔 日陰 強い
直立
ヒノキゴケ 日陰 弱い
-
-
直立
コツボゴケ 半日陰 弱い
-
-
ほふく
シノブゴケ 日陰 弱い
-
ほふく
コウヤ 半日陰 弱い
-
-
直立
カサゴケ 日陰 弱い
-
-
-
直立
コスギゴケ 半日陰 普通
-
直立
カモジゴケ 半日陰 普通
-
-
直立
ギンゴケ 半日陰 強い
-
-
直立
シッポゴケ 半日陰 普通
-
-
直立
ツヤハイゴケ 半日陰 普通
-
ほふく
ハマキゴケ 半日陰 強い
-
-
直立
ミズゴケ 半日陰 弱い
-
直立
ゼニゴケ 半日陰 強い
-
-
-
ほふく