@ 植え付けポイント = 移植法 |
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・ 土壌改良 広い場所に植えるのであれば表土の土壌改良は必要です。水 が溜まるような場所や水はけの悪い固く締まった土では苔も育ち ません。 ・ 小面積の場合 池の縁やつくばいまわり,水道が近いなど、小面積でも湿度のあ る場所はヒノキゴケに適しています。 ポットの大きさより大きく深い穴を掘り、赤玉土山砂などを混ぜて 土壌改良します。ポットを外して土ごとヒノキゴケを植えます。穴と ヒノキゴケの隙間に土壌改良した土を埋めます。 ポット商品はパーライト入り樹皮培養土、山砂、赤玉土がを使っ ています。露地植えには土をあまり崩さないようこの土も有効に使 ってください。 |
庭園のヒノキゴケ |
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A ヒノキゴケ商品の案内 | |||
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以下のヒノキゴケ商品があります。 ヒノキゴケパックM=テラリウムや種ゴケ ヒノキゴケ丸ポット=露地のポイント植え、テラリウム ヒノキゴケLポット=露地のポイント植え、テラリウム ヒノキゴケLLポット=露地、装飾、種ゴケ 植え付ける面積や場所により選んでください。 |
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B ヒノキゴケは土質がポイント | |
ヒノキゴケの適地は半日陰で湿潤地。木漏れ日の射すような場所でたっぷりと水を与えて育てたい苔です。しかし頻繁な水やりで水が溜まったり、いつまでもべたつくような粒の小さな土は生育を阻害します。ヒノキゴケのような大型の苔は、粒が小さく重たい土では、根腐れを起こし新芽も育たないので株も大きくなりません。 水はけが良ければ、根腐れを気にすることなくたっぷりと水やりができます。軽く通気性の良い土であれば新芽も元気に育ち、大きな株へと育ちます。 小粒の赤玉土は鹿沼土よりも硬質で保水力があります。山砂は土を固めず水はけもよくなり、この二つはヒノキゴケにかなり有効です。鹿沼土や川砂でも代用はできますが、入手できれば是非使いたい素材です。 |
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C はりゴケ法か移植法 | |||
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広い面積に張るのであれば、土壌改良した表土にポットを並べる作業になります。ポット商品は生育密度のバランスが良く、隙間なく並べても過密にはなりません。コロニーの広がりを考え,間隔をあけて植えるのであれば、その間には赤玉土の小粒を入れて埋めます。 部分植えはポットより少し大きい穴を掘ります。ポットの土はできるだけ崩さないように扱い,穴の真ん中に植えます。隙間に赤玉土を入れてください。 |
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D 植え付け時の露出部分を小さくする | |
大型のヒノキゴケは普通に植えると表土からの露出部分が大きくなります。露出が大きいと乾燥や日照にさらされるため褐色化してきます。右の画像は目土をかけず植えた物で、30日ほどで変色したものです。植えるときは深めに植えるか、軽く通気性の良い目土をかけて露出を小さく植えます。 | |
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E 発芽・管理 | |
ヒノキゴケは湿潤を好む苔なので水のやりすぎの心配はありません。たっぷりと水やりをして下さい。乾燥した場所では親株の葉が赤く枯れたようになることがあります。色が悪くなっても枯れたわけではないので土が乾かさないよう水やりを続けてください。ヒノキゴケではこの新芽が育てば成功です。 | |
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ポット商品のメリット | |||
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ヒノキゴケは生育密度が高いと、通気性が悪くなり新芽が育 たなくなります。密度が疎であるとコロニーとしての保水性が低 くなり、乾燥しやすく葉色もわるくなります。ポット商品はこの生 育密度のバランスが良いこと。そのまま並べて植えることもでき ます。また圃場ではほとんど降雨で育てており、自生する苔の ように大きくはありませんが、強く丈夫で植え付け後の環境に も適応しやすく扱いやすい苔です。 |
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